グラン・トリノを見ました。名作と言われていたらしいですが、初見でした。朝鮮戦争の退役軍人のジイさんと隣に住む、東南アジアの移民のひとのお話です。めちゃめちゃ口の悪いジジイが所有するグラン・トリノというビンテージな車が肝になるストーリーなのですが、「生と死」について考えさせられる作品でした。イケメン、美女が一切出ず、ひたすら口の悪いジジイとアジア人しか出ないのに最後まで見入ってしまうのは、戦争、移民問題、人種差別、ジェンダーと色々考えさせられるからなのかもしれないです。主人公のジイさんの生き方が正解か不正解かといえば、どちらでもなく、その人の生き方、ケジメのつけ方がそうだっただけだと思います。人それぞれの人生があって、生き方があって死に方があるんだと思いました。割とありきたりで地味なストーリーですが、見る価値はあると思いました。
個人評価 ★★★★✭ 星４.5
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